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転職だけが解決法?

更新日:2023年2月20日

今のままでは、何もやりたいことができない。だから転職しようと思います。


「転職準備のために、IT業界の動向を知りたい


ご相談者は50代の男性、一部上場企業で人事と管理担当の部長職です。


この方は3回「ご相談」サービスをご利用いただきました。

非常にバイタリティとユーモアがある方で、とても意欲的に転職先を探していました。

「今の会社の事業では、先行きに不安があるので転職を考えている」

しかし、お話を伺っていく中で、転職を検討している本当の理由がわかりました。


自分のやりたいことは何ですか


中途採用者向けの相談窓口などを担当しながら、

人事や管理系のお仕事をしているそうです。

とても人当たりが良い方なので、中途採用の方々も気軽に質問できそうです。


しかし、一見問題なさそうな彼にも不満がありました

「何もやらせてもらえない」。

少し詳しく内容を伺ったところ、こんな悩みを抱えていました。

最初は、いくつか面白そうなプロジェクトに参加していたが、

いつのまにか居場所がなくなっている。

結局何もきちんと任されないから、外に居場所を見つけようと思ったそうです。


それでは、新しい職場でどんなことをやってみたいですか?

「今の会社の問題点を、自分だったらこう解決すべきだと思います。

まずは…、他にも…」

出てくる答えは、どれも人事や管理に関係する内容です。 ご専門領域ですから、当然ですね。


それだったら、”やらされている業務”ではなく 『私はこれがやってみたい。やらせてみてください』

って言ってみたらどうですか?


「えっ?!」


思い込みのワナ


今の状況は、自分が望むものではない→ここでは活躍できない! よし、転職だ!

さて、本当にそれだけが解決策なのでしょうか。


私も5回以上、転職しています。

それについても、いつかご紹介したいと思いますが

彼の場合は「職場」や「事業内容」「担当業務」が問題ではありません。


状況を捕捉すれば、業務を固定せず、フレキシブルにプロジェクトに参加できる立場です。つまり、やりたい職務を自分で選ぶことができる立場だということです。


ここに気づいていなかったせいで、自分の可能性を自分で小さくしていたようです。

もったいない!!


結局、この方は転職しませんでした。

その後、すぐに話してくださった取り組みを上司に伝え、

今の勤め先で、部署移動もせず、やりたいことを仕事にしています。

「悩んでいた数か月は一体何だったのか??

自分の居場所はここじゃない…そう思っていた頃よりも、

周りのメンバーとの関係性もよくなったそう」で、

私も嬉しい気分になりました。今後もご活躍を、応援しています!


人は黙っていても、全身でいろいろなことを伝えていますから

気分良く過ごしていたら、周りとの関係も変わって当然ですね。





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